マニアック通信 - 「YOUTEKプレステージ試打速報」 vol.272

「YOUTEKプレステージ試打速報」 vol.272

カテゴリ : 
マニアック通信
執筆 : 
ARTSPORTS 2009-12-17 16:12
無題ドキュメント

YOUTEKシリーズ第3弾、プレステージの発売が遂に決まりました。
YOUTEK第1弾のスピードで度肝を抜かれ、現在もそのスピードMPを気に入って使っています。
第2弾のラジカルもモールドを変更し、大幅にリニューアルしてきました。
そんな中、待ちに待ったプレステージがどんな変貌を遂げるのか非常に楽しみでした。

当然“d3o”を搭載しているのは間違いないとして、テフロングロメットはキャップグロメットでも採用できるのか、デザインはどうなのかなど興味津々でバッグを開けました。中から出てきたのはいかにもプレステージという失敗のないデザインのラケットでした。

高級感のあるワインレッドに昔ながらのHEADの文字が、プレステージクラシックやリキッドメタルプレステージを彷彿させ、間違いのない仕上がりです。
やはり、MDからMP、PROの順番で試打をしたいところです。

やっぱりMDはいいですね。ボールが本当に食いつく感じで、シャフトのしなり、フェースのホールド感が絶妙で、長くボールを運べるので見た目以上に威力が出ており、重たいボールとはこのことだと実感しました。

MPにもそのテイストはしっかり受け継がれており、パワーはMDより1.5倍になっていますが、スピンのかかりも1.5倍になっていて、プレースタイルを限定しない作りになっていました。

ラケットの完成度の高さに驚かされて気が付きませんでしたが、前作マイクロジェルプレステージからあまり大幅には変わっていませんでした。
グロメットもテフロンは採用していないし、d3oの効果もスピードやラジカルほど出てない気がします。というより、あえてd3oの効果を控え目にしているのではないでしょうか。

プレステージは変わらないのがユーザーやプロの要望ではないでしょうか。思い起こせば、プレステージクラシックからインテリジェンス→リキッドメタル→フレックスポイントと新しい機能を身に付け武装しすぎてしまった感じがありました。
やっと前作で余分な贅肉を削ぎ落としスマートなプレステージになったばかりなので、今回もさらに引き締まった身体にしたのでしょう。

ATPトップ50位のモデル別使用率断トツ1位(6人使用)のプレステージですから、変化してもらってはプロが困るのです。
(以外や以外、使用率2位はプリンスO3スピードポートツアー4人使用)

最後にプレステージプロを打ちました。これは明らかに進化してました。
d3oの効果を1番前面に出し、パワーがありながらスピンもよくかかり、ボレーにも切れがありました。ただひとつ残念なことにプレステージらしい、しっとり感がありませんでした。
このプロだけレザーグリップになっていて、硬さが出てしまいました。
3機種全部レザーにするか、MDとMPをレザーにし、プロをシンセティックレザーにしたほうがよかったんじゃないかと3機種打ってみて思いました。

スペックは3機種とも前作マイクロジェルプレステージと同じで、フレームの硬さはMDがRA62、MPがRA64、PROがRA64でした。
大きな変化はなかったが、安心して試合で使えるラケットに仕上がっていると思います。

プレステージ使用者リストからサフィンが引退で外れ淋しい感じもしますが、シモン、ワウリンカ、ハース、セラ、ガルシアロペス、アカスソのトップ50に、ベテランのクレモンにシュトラー、問題児のガルビスまでいて十分サフィンの穴埋めは出来そうです。
発売は1月末です。

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