マニアック通信 - 「この本にはまりました。」(vol.258)

「この本にはまりました。」(vol.258)

カテゴリ : 
マニアック通信
執筆 : 
ARTSPORTS 2009-9-16 12:21

「この本にはまりました。」


面白い本を2冊ご紹介します。
一冊目は、東洋大学陸上部前監督の川嶋伸次さんが書いた「監督」(バジリコ)です。
東洋大学を箱根駅伝初優勝に導いた監督ですが、部員の不祥事で大会直前に責任を取って辞任し、大会には参加していなかったのです。
本の中ではこの事件のことも詳しく書いてあります。
(今年の箱根駅伝のことを詳しく知りたいかたは、VO.222を見て下さい >>

優勝したチームは普通、監督やキャプテンの胴上げをするのですが、不祥事があったため、コースに向かっての礼だけでした。
でもこの本を読んだら、優勝祝賀会で川嶋監督を胴上げした話しが書いてありました。(涙)
箱根駅伝当日は指導するわけにはいきませんので変装して、沿道から応援していたそうです。


本の内容は東洋大学陸上部監督として、箱根駅伝で万年シード権争いをしていた弱小チームを7年間で優勝できる強いチームに建て直したことを中心に書いてあります。
練習方法やレースに向けてのコンディション作りが丁寧に解説してあり、陸上をやっている人にはかなりためになると思います。また、指導者の方も参考になることがいっぱい書いてあります。
また東洋大学出身の人、箱根駅伝が好きな人にはたまらない一冊です。

二冊目は、「ファイテンの謎」(角川書店)です。
この本の作者が(名前は公表してません)あるときラクワネックを知り、その不思議な効果に疑問を持ち、ファイテンショップに行き、ファイテンの社長に会い、高橋尚子に会い、片山晋呉吾に会い、金本知憲に会い、科学者に会い謎を説き明かしていくノンフィクションです。 かなり奥まで掘り下げています。
ファイテンの研究をしている科学者がいるのにまず驚き、さらにラットによる実験で効果を実証しているのにはびっくりしました。
その中で、「プラシーボ効果」について興味あることが書いてあります。
プラシーボ効果とは本当は効果がないのに暗示により効果が出てしまうものでネガティブなことだと思ってましたが、 医学の世界ではプラシーボ効果も治療に利用されてるようです。
新しい薬を開発するときには必ず人を使って実験をするのですが、その中にまったく効果のない擬薬を混ぜるそうです。
不思議なことに正規な薬と同じ効果が現れることがよくあるとの事。
擬薬には副作用もないし、製造コストもかからないしいいことが多いようです。

試しにやってみたのですが、子供の修学旅行でバスで日光に行くときです。
バス酔いしたことが過去にあったので、酔い止めの薬と言ってただのビタミン剤を渡しました。
その結果、いろは坂も通ったのにまったく乗り物酔いはなかったそうです。
ただの偶然かもしれませんが、「病も気から」というのは本当だと思います。
ファイテンでここまで驚きの内容になるなら、「SEV」「erg」「超越MAX」ならもっとすごい本が書けるはずです。
続編を期待したいところです。

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