

『TRAVERSE』
単なるデザインや機能だけではない、ARC'TERYXのクオリティの高さ。その評価はわかりやすく花形でもあるハードシェルに向きがちですが、実は、ARC'TERYXの探究心や情熱は展開するアイテムに分け隔てなく息づいています。“最高・最適なものを”は言わずもがな・・・納得いかなければ“それ以上のものを”というのがARC'TERYX。
今回ご紹介する「TRAVERSE」カテゴリーはまさにその代表格と言えるかもしれません。「ハードな山岳活動で真価を発揮する、ARC'TERYXの技術的ノウハウに軽量新素材を採用して汎用性を高め、山岳以外の多様なアクティビティーやライフスタイルにも」と謳うTRAVERSEカテゴリー。ここでの飽くなきこだわりは、特に「大手素材メーカーが低コストで大量に生産する一般素材ではなく、独自のノウハウや着目点から生み出した厳選素材」に惜しみなく注がれています。それらの違いや良さは他ではなかなか得にくいもので、着る度・使う度に感じられるはずです。そのなかでも、防風・保温・透湿・撥水のバランスに優れたソフトシェルモデルは、一枚持っておくとこの時期だけでなくどんなシーンでも重宝しますよ。
121g(Mサイズ)と軽量でコンパクトな収納性をもつフルジップのウィンドジャケット。
使用素材のLuminaraはやはり独自素材。他社モデルでは見られないストレッチ機能を織り方で取り入れ(伸縮素材を混ぜるより生地強度を保てる)、撥水性は表のDWR(耐久撥水)加工と生地への特殊コーティングとし“ウィンドブレーカー”にはない高い透湿性を具えているのが特徴。
ARC'TERYXの立体裁断と生地のストレッチ性は、スリムフィットであっても格別な動きやすさとなっています。そして、特殊コーティングはしっかりとした防風性でありながら、行動中に着続けてもムレ感が少なく、発汗時の張り付きも気になりません。
夏のフィールドで積極的に行動着として活用できるモデルはそうありません。また“最軽量”にこだわらず、フィット調整の効く袖口、扱いやすさを持ったジッパーやコード調節部、首周りのソフトな当て生地といった“快適性”を決しておろそかにしていない点も評価したいですね。
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温暖期から積極的に活用できる、数少ない薄手ソフトシェル。
耐風性・撥水性・透湿性の高次元バランスで“ストレスが少なく着用していられる行動着”がソフトシェルと言える反面、実は薄手で“保温”層(裏地)無しのソフトシェルって意外とないんです。ここに採用された独創的な素材Dry Webは、ストレッチ性や高い透湿性だけでなく、吸水性も実現させてインナー用途も視野に入れたもの。
内側に凹凸をつけて織った抗臭効果の高い竹炭繊維は、吸汗だけでなく肌離れにも秀でています。外側はポリエステル100%として速乾性を重視。より高い耐久撥水性(ナノDWR)はさすがARC'TERYX、特筆ものです。
258g(Mサイズ)という数値は“超軽量”とは言えませんが、このモデルもARC'TERYXならではの立体裁断とストレッチ性による“着ていることを意識させない着心地の軽さ”を持っています。さらに、この生地の薄さと構造は、夏の高山や朝晩の自転車といった状況には格好の相棒となるでしょう。
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こちらはTRAVERSEではなく、前回ご紹介したハードシェルと同じASCENT(登攀)カテゴリーからのモデル。
ハードコアなカテゴリーにあって「アクティブなアウトドアでの使用と、毎日の生活でのリラックスしたスタイルを両立させたボーダーレスなジャケット」という説明。実際、シルエットはクセがなく、適度なゆとりを持たせています。
使われているのは、強度と耐久性を特徴とするストレッチ素材Burly Double Weave。シャリ感のある生地は気分的にも安心感があり、実使用でもそれに応えてくれる強さは気兼ねなく使える強みにも。
ソフトシェルとしては耐風性が高く、秋~春での街使いやキャンプ・旅行先など、“ちょっと羽織る1枚”として使い勝手が良いです。そして、これも余計な保温性を持たせていないので、フィールドではより積極的に着用可能。夏の高山から真冬の行動着としてまで、インナー次第で万能に活躍します。もちろんこのモデルもDWR(耐久撥水)加工が施され、優れた“ARC'TERYXの水弾き”は傘や雨具の出番を減らしてくれますよ。
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