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第16回「身体に合っていますか?」

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コラム
執筆 : 
nakagome 2010-7-30 18:37

2010年も梅雨明けし、毎日猛暑猛暑で暑い夏がスタートしました!
皆さんコンディションはいかがですか?
これから本格的なレースデビュー!を楽しみにしていた方の中には、この暑さで少しぐったりしてしまった方もいるのではないでしょうか?
暑い夏でも、スイムは室内で1年通して変わらない環境で泳ぐことができるので、バイク - ランのトレーニングが上手く進められないという方は、暑い夏はスイムを中心に行い、早朝や夜の涼しい時間を狙ってバイク - ランを行ってみましょう。
これも、トライアスロン競技ならではの方法です。

さて、皆さんはトライアスロンで使用する用具、ウエットスーツ、バイク、シューズなど身体に合ったものを使っていますか?
指導の現場でバイクのセッティングやシューズのサイズを確認することがあるのですが、以前から使っているからという理由だけで、自分が使う用具のサイズやセッティングは現在使っているものが最適!と思われている方が多くいます。

バイクを初めて購入して、ショップでサドルの高さを合わせてもらった方でも、走行中後ろから確認すると、お尻が左右に大きく下がり明らかにサドルが高いセッティングの方もいました。

指導して感じることは、サドルのポジションが合っていない方の多くが高めのセッティングになっています。トライアスロンは、通常のハンドルに合わせたセッティングだけではなく、DHポジションを最適に考えるポジションを出す方もいますが、初心者やまだ乗りなれていない方は、ハンドルに合わせた基本のセッティングを行いましょう。

ランニングシューズもかなりの確率で大き目のサイズを選んでいるようです。サイズが適切でない状態でトレーニングを継続していくと、身体にも負担がかかり、故障や怪我のきっかけにもなってしまうので、これまでに一度も自分自身の足のサイズを測定したことがない、バイクのポジションを正確に出したことがない、という方はショップや専門のクラブで指導者の下、現在の身体に合ったサイズ、ポジションを確認することをお勧めします。

>> 基本は靴です。「シューズ選びは足型計測から」

といっても中々ショップに行く時間もないなという方は、友達や家族の協力を得て現在のサイズやセッティングが適切かどうか確認してみましょう。

バイクでお勧めの方法は、実際に乗車して現在のセッティングが適切かどうかデジタルカメラで撮影してもらってみましょう。脚を上死点(12時)、下死点(6時)に合わせたライディングポジションを、横、後ろ、前方向から撮影します。
その後、最もオーソドックスな合わせ方として、ペダルを一番下まで下ろしてかかとを着けてみます。その際にかかとから足が浮いているようであれば、しっかりとかかとが着くようにサドル高を修正して、再度ライディングポジションを撮影してみます。
または、簡単に「股下(肩幅くらいに脚を開いて姿勢を正し測定)×0.885」で計算してみるのも良いです。

サドルが高いようであれば、後ろから見た際にお尻が左右どちらかに下がってしまう、逆にサドルが低い場合は、横から見てかかとが下がっているなど、原因を見つけることができ、自分自身でも映像を見ることで納得しながら修正が行えます。
バイクの乗車時フォームチェック

ランニングシューズは、爪が頻繁に死んでしまう、毎回マメができるなど、走ることで脚に何らかの影響が出ている方は、サイズを一度確認してみましょう。
簡単な方法として、白い紙の上に脚を乗せて、指先とかかとの部分に印をつけます。
ランニングシューズのサイズチェック
そしてその長さをはかり、+1cmを計測してみます。そのサイズがシューズのサイズとなります。
さらに、現在のシューズが適切かどうかを見る場合、インソールを出してかかとをしっかりと合わせ、指側の余りを持ち上げて指の高さに丁度合うかどうか確認します。インソールが指の高さを大きく出ていれば大き目のシューズを履いていると考えて良いでしょう。
ランニングシューズのサイズチェック ランニングシューズのサイズチェック
さらに、足幅も広いと思いこんでいる方が多くいます。シューズを履いて先端部分が縦に寄ってしまうシューズは、かなり幅が広いシューズだと確認出来ます。
通常は先端部分が平らになっていますが、
ランニングシューズのサイズチェック
シューズの幅が広いために紐でしっかりと結ぶとしわが寄ってしまうのです。
ランニングシューズのサイズチェック

このように、今すぐでも自分の身体に合ったものかどうか自宅で確認することもできます。そして、時間を見つけて専門ショップや指導者のいるクラブで適切なアドバイスを受けて下さい。一度確認したサイズやポジションでも、身体の変化や加齢など、バイクでいえばサドルやバイクシューズを変えた際には見直す事も必要だということを忘れないで下さい。

自分に合った道具で最適な動き作りができれば、怪我や故障の予防に大きく貢献することができます。早速試してみて下さい!

アートスポーツのウエットスーツをこよなく愛し続け25年。
そして、私中込のトライアスロンシーズンも25年目を迎えます。
そうです。私のトライアスロンでのスイムパートを支え続けているのがアートスポーツのウエットスーツなのです。

そして、同じ時間一緒に歩んできたアートスポーツのウエットスーツが今年大きな進化を遂げました。2010年アートスポーツウエットスーツ「ストレスフリー」は世界で初めての試みを取り入れています。

FREEウエットスーツを着用することで生まれるデメリット「動きの制限」を大幅に低下させることが出来ました。
これまで「動きやすさ」を求める際には、ウエットスーツの生地やゴムの伸縮性だけに着目していましたが、実はウエットスーツを着用して感じる動きにくさは「ウエットスーツと肌の摩擦抵抗」にあるのです。

スイムに必要な可動域は最も大切な部分で、肩甲骨周辺を使うストロークです。
そして、下半身のキックも大切です。ただ、大きな筋肉群を使うキックに対してストロークは、肩周り、腕など下半身や体幹部分に比べると小さな筋肉が中心となって動きます。
ここで、フルスーツの場合どうしても腕部分が動きを制限してしまう感覚を覚えてしまいます。特に力の弱い方、女性などは強く感じる事でしょう。

この解決には、実はゴムの伸縮性よりも肌とウエットスーツの摩擦を軽くすることで軽減できるのです。
これは、一部のエリート選手も愛用していますが、私が競技者だった頃から現在も使用しているオールスキン(ゴム生地のみで作成したモデルで少しのテンションでも破損してしまうため一般的な販売は難しい)で作成したウエットスーツは、4-5年経っても泳ぎにくくなる感覚はなく、快適な動きを保ってくれていました。
何が従来のウエットスーツと異なるのかがわかれば、市販モデルにもオールスキンに近い、動きの制限が少ないモデルが作れるのでは?と思い違いを書き出してみました。

そして、着目したのがゴムの伸縮性ではなく、“肌とウエットの裏地の摩擦”でした。特に腕部分の摩擦を減らすことで従来のウエットスーツでは味わえない感覚を手に入れることができました。
摩擦を減らすということは、肌に滑りやすい素材を持ってくれば良いのです。ちょっと発想を変えれば、コストも変えずに動きの制限を少なくするモデルが作れるのでは?と期待しました。

腕部分を、通常使われているジャージ生地と表面に使われているゴムを「裏、表」逆にすることで、これまで以上のスムーズな動きを再現することができました。さらに、肌とゴムの間に水を入れることで、腕の動きを制限することなく腕部分がスムーズにウエットスーツの中で動きました。
一般的なトライアスロンのレースではウエットスーツの下に必ずレースウェアを着用するので、その部分は通常の生地の使い方で問題ありませんでした。

最も悩んだのは脇の下です。右腕と左腕で仕様を変えて比べてみました。脇の下はウエットを密着させることが難しい部分です。ここの動きと肩甲骨周辺の動きが制限されてはいけません。その結果、腕部分が抵抗少なくスムーズに動くことで、脇の下は肌にジャージが当っていた方が逆に腕部分の動きを助けてくれることがわかりました。

そして、完成したのが“ストレスフリー”という2010年モデルです。
今までの着目点から少し変えることで素晴らしいウエットスーツが完成しました。

このウエットスーツに興味があり試着を希望している方は、私が指導している「オーシャンスイムスクール」で実践の海で実際に試すことができます。現在のウエットスーツとの比較をしながら、今年ウエットスーツ買い替え予定の方、新規購入予定の方、ぜひ実践でその効果を試して下さい。

●オーシャンスイムスクールの詳細は以下のHPからどうぞ!!
 http://homepage3.nifty.com/gme/oceanswim.htm

アートスポーツ 2010年モデルウエットスーツついて

第14回「年間予定を立てよう!」

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コラム
執筆 : 
nakagome 2010-5-14 19:18

今年もようやく外でトレーニングをすることが気持ちの良い季節になりました。4月の宮古島、石垣島に参加された方はすでに日焼けしている方も多くいるのではないでしょうか。5月は、日差しがそれほど強くなくても紫外線が強いので、日焼け対策も考えて外でのトレーニングを楽しんで行きましょう。
私は無謀にも25年間、日焼け止めも塗らずに太陽の光を浴び続けていますが、幸いにも?シミなどもできずに健康な肌を維持できています。そろそろ年齢も年齢なので気をつけなければならないなと思いつつ、多分今年も自然に任せます。

さて、最近はマラソンに限らずトライアスロンでも、人気のあるレースでは申し込み開始1週間や数日で定員になってしまうことがあります。せっかく目標としているレースに向けてトレーニングを行ってきたのに、レースに参加することができなくなってはモチベーションが低下してしまいます。

そこで、しっかりと年間の計画を立てることをおすすめします。
年度初めや年が変わった時など、区切りが良い時期を見て計画を立ててみましょう。レースもトレーニングも、まずは家庭、仕事の年間予定を確認してから余裕のある時間を見つけて、参加レース、トレーニング計画を立ててみましょう。優先的にトレーニングやレースを確保してしまうと、どこかにシワ寄せが来てしまうので余裕のある計画を立てましょう。

そこで、まずはどのレースに参加するのか検討してみましょう。
レースに参加する目標が決まればやる気も徐々に出てきます。この気持ちを繰り返し起こして、いろいろな目標に向かって楽しんでいければ最高です。
参加予定レースが決まったら、必ず申込開始の日を書き出しておきましょう。開始後すぐに申し込みを行うことをおすすめします。すぐにですよ!

そして、参加するレースに向けてトレーニングを始めますが、レースの距離がショート、ミドル、ロングといろいろありますが、数分で終了するトライアスロンのレースはありませんから、必ずベースとなるトレーニングは有酸素運動になります。
ここをしっかりと時間をかけて行わないと、いくら強度の高いトレーニングを行ってもレースでの結果は期待できません。
ゆっくりと長い時間身体を動かして、酸素をたくさん身体に取り入れていきましょう。仲間と一緒であれば、会話ができるくらいの強度で1~3時間ほど動くと良いでしょう。途中必ず水分補給、エネルギー補給も行って下さい。
この“地味なトレーニング”をレースシーズンに入る前にしっかりと行っておくことが大切です。

地味なトレーニング

長い時間一人で動くのは飽きてしまうという方は、クラブなどに入り仲間と一緒に走ることや、車や電車で移動していつもと異なる環境でトレーニングすることも良いですね。
私がたまに行う方法は、パンが好きなので50km以上離れた美味しいパン屋さんを見つけて、そこまでバイクで行って食べて帰ってくるというもの。レースと同じで目的があれば長い距離も苦になりません。

そして、レースシーズンが近づいて来たら、距離や時間を短くして徐々にレースで使う強度まで上げていきます。仕事がある方は平日に時間を割くことが難しいと思うので、短い時間で効果を期待するには、シーズンオフにフォームを修正したり見直したりする時間に当てると良いでしょう。
シーズン直前では、強度を上げたレースペースなど「きつい」と感じるトレーニングを行います。時間が制限されている平日こそ、集中して強度の高いトレーニングを行うタイミングです。

逆に、たっぷりと時間が取れるお休みの日は、長い時間ゆっくりと有酸素運動を取り入れてみましょう。シーズンイン直前では、仲間と一緒に競い合いながら強度を上げたトレーニングも良いでしょう。

仲間と一緒に競い合いながら強度を上げたトレーニング長い時間ゆっくりと有酸素運動

トレーニングは、年間通して同じような流れで同じような強度で行っても、満足感が得られるだけで中々結果には結び付きにくいものです。参加レースの時期を考えて、年間でメリハリのあるトレーニング計画を立ててみましょう。

トレーニングをしっかりとできた年は、レースが全て終了した後しっかりと休養も取ることをお忘れなく。身体と気持ちがしっかりとフレッシュな状態になったら、また次のシーズンが楽しく充実させることができます。
生涯スポーツとして取り組むには、無理をせずに、楽しく充実した活動を送ることが大切です。

皆さんも生涯トライアスロンを楽しめるトレーニング計画を立ててみましょう!

第13回 「25年」

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コラム
執筆 : 
nakagome 2010-4-5 18:07

今年も新年度に入って環境が変わった方も多いのではないでしょうか。新しい職場、学校、今までとは異なる環境に慣れるまでは、マイペースでゆっくりと行きましょう。

 

私は今年トライアスロンと出会って25年目のシーズンを迎えます。
1986年にトライアスロンと出会い、同じ年にアートスポーツさんのウエットスーツとも出会い、両者ともに全く横目を振らずに今まで継続しています。

 

同じ会社のウエットスーツを25年継続している方は中々いないと思います。そして、毎年商品がより良いものになるように提案しています。
今年のウエットスーツはすでにご存じの方もいるかと思いますが、“ストレスフリー”というモデルを発売しました。これまでの伸縮性の向上という快適さを求めているものではなく、肌とウエット生地の抵抗に注目してみました。これは今までにない快適な泳ぎを感じることと思います。皆さんご期待下さい!

 

さて、25年の間いろいろな立場でトライアスロンと関わってくることができました。
1986年にはアマチュアでトライアスロンに取り組み、1989年の大学4年生で少額ですが契約金をいただける身分となり、卒業後は就職をせずにプロとして活動を始めました。バブル経済全盛の頃だったので、スポンサーも見つかり順調な卒業1年目を迎えたかに思いましたが、翌年からバブル経済も弾けてスポンサーも毎年減り続け、生活することが困難な時もありました。

 

そして1994年には、経済的に苦しくこの年で選手活動を最後にしようと、それまで毎年冬に行っていたオーストラリアキャンプにも行かずに、東京を離れ神奈川県の厚木周辺に拠点を移しました。
そこでの生活は当時のトップアスリートとは言えないほど質素なものでした。とにかく経済的に不安定な1年でしたが、トレーニングに集中でき充実した毎日を送る事ができました。

 

そこで迎えた1994年のシーズン。
今までにない安心した気持ちと期待が、自分の自信として感じ取る事が出来ました。
日本で行われたW杯でも、他の参加選手が全く気にならずに自分のレースだけに集中することができ、自分でも驚くようなパフォーマンスを出せたことを思い出します。それを見ていた大手自転車メーカーが私に声をかけてくれ、次の年も活動を継続して行けることになりました。

 

そして、1994年にシドニーオリンピックでの正式種目開催が決定したことにより、私の最終目標は2000年のシドニーオリンピックに決まりました。
6年後すでに32歳ですが、そんなことは全く不安に思うこともなく、自分がオリンピックに行くことを全く疑っていませんでした。

 

しかし数年後、2度目の競技生活を続けることができなくなるような経済的に不安定な時期を迎えることになりました。
そんな状況を見て、関係者から実業団チームの指導者としての誘いがありました。ただ、指導者だけに絞ることはどうしてもできずに、選手兼任の指導者という立場での活動を先方に理解してもらい、どうにかオリンピックへの道を閉ざすことなくトライアスロンと関わっていくことができました。
結果は、選手としては目標を達成できませんでしたが、指導していた選手がオリンピックに出場することができ、指導者の立場でオリンピックを経験することができました。

 

次のアテネオリンピックも指導者として活動を続けましたが、選手を輩出することができずにチームは解散。そこでの選択は、社員として会社に残るか、退社してフリーの指導者の道を選択するか、というものでした。結婚して子供がいる時期だったので、会社に残るという道に気持ちも揺らぎましたが、やっぱりトライアスロンに関わっていきたいという気持ちが捨てきれずに、指導者としてゼロからの活動を行うことを選択しました。今思えば正しい選択だったと思います。
そして、現在の湘南ベルマーレというクラブチームで、また異なるスタンスでトライアスロンと関わることができる環境に身を置けたのは、本当に嬉しいことです。

 

ここに来るまでに「アマチュア選手→プロ選手→選手兼コーチ→クラブ指導者」として25年間もトライアスロンに関わり続け、さらに競技者として未だ楽しめることは、これまでに出会った全ての方の応援と協力のお陰だと感謝しています。
選手時代には指導者には全く興味がなく、選手を辞めたら全く異なる仕事に就こうと思っていましたが、今では指導者になって良かったと心から思うことができます。
自分の好きなトライアスロンというスポーツを伝え一緒に行うことで、たくさんの方が笑顔になり、元気になってくれるからです。自分のやりたいことでたくさんの方々が喜んでくれる仕事は誇りに思います。
これからも指導の質を高め、たくさんの方々に出会い喜んでもらえる指導を継続して行きたいと思います。
「続けることが最高の才能」だと私は思っています。
急がずに自分のペースでトライアスロンを生涯に渡って楽しんで行きましょう!

 

第12回「シーズンオフのスイム2」

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コラム
執筆 : 
nakagome 2010-3-2 10:10

2月はバンクーバーオリンピックで盛り上がりましたが、皆さんのお気に入りの選手の活躍はいかがでしたか?
私も2000年のシドニーオリンピックを目標としていた頃が懐かしい、というよりも、すでに頭の中では忘れてしまっている出来事に感じます。

 

オリンピックは紛れも無く現時点での世界のトップ選手の競い合い、そんなすごい世界を目指していた頃が自分にもあったとは、今では不思議な感覚です・・・
まあ、私の場合はオリンピックには出場できなかったので・・・

 

さて、そんな世界のトップ選手でも、シーズンオフともなれば基本的なトレーニングに時間をかけることもあります。
前回は、スイムでとても重要な水中でのボディポジションについてお話をしました。ウェットスーツがあるからあまり重要には考えていなかった方も、少しは水中での姿勢が大切なのだな、と感じられた方もいるかと思います。

 

今回はさらに踏み込んで“キック”について動画を交えてお伝えしたいと思います。
キックには「身体を浮かせる」「バランスを取る」「推進力を得る」という大きな3つの役割があります。

 

キックは苦手という方は多いと思います。
これもウェットスーツを着用すれば解決するかな、と考えている方もいらっしゃると思いますが、浮力を得るウェットは、実は浮くことで水の中でバランスを取ることが非着用時に比べて難しくなるのです。

 

キックは、そんな不安定な水の中で泳ぐ際に安定させる役割もあることを覚えておきましょう。
キックで速く進もうと多くの推進力を得ることだけに躍起にならないで、自分の泳ぎはキックはどのように使えば有効なのか、役割をしっかりと考えてキックを上手く取り入れて見ましょう。

 

それでも、キックの練習はきついからな~と考えている方、こんな練習だったら今までのきつさはあまり感じないのでチャレンジしてみて下さい。
これは、中込が考案した現在も実際に指導で使っているキックドリルです。
このドリルができたから、すぐに泳いでいる際にキックが上手くなるということではなく、キック嫌いの返上のきっかけにしていただければ幸いです。

 

ポイントは『足の甲に当たる水の感覚をしっかりと覚えてもらう』ことが第1です。そして、何度も繰り返して実際の泳ぎの中で使えるようになることを期待しましょう。

 

◎ウォーキングキック
歩きながら安定した状態でキックをイメージして行なうトレーニングです。
足首の力を抜いて、足の甲で水の抵抗を感じます。

この時、足首に力を入れすぎてつま先から水を押し出すと抵抗を感じません。

足の甲に当たる水の抵抗を身体で覚えましょう。また、なるべくプールの底に指先をつけるような意識も持ちましょう。足を戻すときは膝を曲げずにまっすぐな状態で着地します。常に泳いでいる時をイメージして足の甲に当たる水の抵抗を感じることが大切です。

◎腰掛キック
子供の頃に行なった経験があると思いますが、これで今のキックの癖が分かります。これも実際に泳いでいるイメージを作りながら行って下さい。この時なるべく浅く腰掛けて腹筋にしっかりと意識を入れて下さい。そして、キック動作を行ないます。皆さんの水しぶきはどこに飛んだでしょうか?水しぶきが遠くに飛ばせる人は足首が脱力してしっかりと推進力を得るキックが出来ています。

逆に足の甲の上に水しぶきが出てしまう方は足首に力が入っているので、抵抗となり身体を沈ませてしまうキックを行なっていることが確認できます。

腰掛キックでは、水しぶきが遠くに飛んだ分だけ身体が前に進んで行くと考えることができます。ウォーキングキック同様、蹴り終った足はまっすぐにして元に戻します。水しぶきの飛び方を映像を見て比較してみて下さい。


2010年度も穏やかな日が続いていますが、皆さん今年も1年トライアスロンを中心に元気に行きましょう!
ということで、なんと今年は中込自身、節目の25回目のシーズンインを向かえ、気持ちも新たに今年も1年コラムで皆さんと楽しんで行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

そして、今年のアートスポーツのウェットスーツも期待してくださいね!
業界初の仕様など、今年の注目の商品になってもらうべく現在テストを行っています。
アートスポーツで販売しているウェットスーツも、25年が経過するといろいろな変化と進化を遂げています。ゴムの品質も、発売当時に比べると比較にならないほど泳ぐことに特化した製品が出てきました。
ウェットスーツに関しては、今年のモデルが発売されてから具体的にコラムで取り上げたいと思います。なんと言っても、25年継続してアートスポーツのウェットスーツを着用している中込が進めているのですから期待してください!!

さて今回は、ふとしたことから探した写真から、トライアスロンの進化を見てみたいと思います。

中込コラムvol.11 トライアスロンの進化

写真は1990年の第2回世界選手権の一コマ。場所はアメリカフロリダのオーランド。
なんとディズニーワールド内で行われたのです。レース前にトランジットで準備をする中山俊行選手と中込。よく見ると、いろいろなことが分かります。

まず、バイクヘルメットに注目してみましょう。
90年前後は、写真のようなヘルメットが主流でした。中身は発泡スチロールの硬いようなもので、それに布製のようなカバーをかけるタイプです。このヘルメットは、転倒すると地面とヘルメットの摩擦が大きく危険なためカバーが改良され、現在のプラスチックのようなものとなり、地面とヘルメットの摩擦が少なくなるように進化しました。
また、フィット感も大きく変わり、今のヘルメットはとても安心できるものとなりました。といっても、事故に遭わないように注意しましょう。

次にバイクのハンドル周りが気になります。
中山選手が使用しているのが元祖DHバーの2代目です。「DHエアロバー」というもので、3角形のバーでブレーキレバーが逆向きに付いています。今ではこのような危険な取り付け方をしたブレーキバーはお目にかかれません。中込は、当時まだ珍しかったアタッチメントを使用。当時ツールドフランスでグレッグレモンが個人TTで使用して総合優勝をしたことを覚えています。
このハンドル仕様は、89年に初めてオーストリアのキャンプに行った際にコーチに進められて使ったものでした。それ以後は写真のようなブルホンバーではなく、現在の基本のハンドルにアタッチメントというスタイルに落ち着きました。
たぶん、日本で誰よりも早くアタッチメント+ノーマルハンドルを取り入れたと思います。実は他にも「日本では初めて」ということを実践しているのですが、またの機会に取り上げようと思います。

そして、バイク後輪が今の51.5kmのエリートレースでは絶対に見ることが出来ないディスクホイールが装着されています。まだドラフティング許可のレースの時代ではないため、あらゆる手段を使って個人の走力を上げることが求められている時代だったので当然の流れでした。
私の使用しているものは「アマンダ」という個人のフレームメーカさんのもので、ヒノキのリムを使っています。走り出しがとても軽く、走りやすかったのを覚えていますが、段差などに突っ込んでしまうと衝撃で割れてしまった事もあります。
しかし、割ってしまった時がトライアスロンでは初優勝でした・・・・なんとも、高価な代償でした。もちろん、修理ができました。

ちなみに、中山選手が使用しているのがスギノのテンションディスクというものです。その通り、糸をテンション(張力)で張っているホイールでした。これも、今ではお目にかかれないものです。他にも当時はスポークホイールに被せる「ホイールカバー」で簡単にディスクホイールの効果を得ようとしたものもありました。どれも、今では規則で使えないものとなっていますが、考えるといろいろとあったものです。
写真で振り返るホイールの歴史など出来れば面白いですね・・・
考えてみます。そして、シフトレバーはまだダウンチューブに取り付けてある時代です。

さらに良く見ると、水がボトルではないもので飲めるようになっています。これも、あっという間に姿を消してしまいましたが、DHポジションで手を離さないで飲めるという、当時では優れたものでした。サドルの下に微かに見えている硬いゴム風船のようなものがあり、ハンドルに飲み口が固定されて噛むと水が出てくる仕組みです。今ではトレイルランやMTBに使われているようなものと一緒でしょうか?

1枚の写真から実にいろいろなトライアスロン用具の歴史が垣間見ることが出来ます。いろいろな規制がある中で、これからもトライアスロンのレースに最も適した道具が開発され、記録の向上と安全を確保してくれるのでしょう。
ただ言えることは、どんな便利なものでも扱うのは人間です。自分のパフォーマンスを成長させていくことが、進化する道具に対応できる最適な手段だと思います。道具だけに頼ることなく、同時に自分自身も成長させて楽しいトライアスロンライフを送りましょう!

明けましておめでとうごいます。
今年も1年、トライアスロンをはじめとするいろいろなスポーツを通して、
たくさんの方々に楽しんで頂ける指導をして行きたいと思いますので
よろしくお願いいたします。

突然ですが、スポーツは楽しんでこそ続けていけるものです。

楽しみを感じる方法は人それぞれ異なりますが、楽しむというスタイルを共感出来ればさらに楽しさも増します!
皆さん今年も1年を通して楽しく元気にスポーツで遊べる健康体を作っていきましょう。

『スポーツを楽しんで、美味しいものを食べて、ゆっくりと身体を休める。』
ベーシックですが、これが健康で楽しくスポーツを行う原理だと私は考えています。

ということで、皆さんはいろいろなスポーツイベントやレースなどに参加して楽しむことを実践していると思います。
その中でも毎年これに参加しないと1年が始まらない、もしくは終わらない・・・
という、自分の中での節目のイベントがある方も多くいると思います。

私も競技選手時代は例年、世界選手権が終わるとそのシーズンが終了と言うスタイルが多くありました。1年で最も結果を残したいレースなので、その1レースに向かってトレーニングを積み重ねます。
そして、結果が良くても悪くても、その年以上に来年はどうすれば良い結果が望めるのか考えて行きます。その繰り返しで楽しさ追及し、感じていました。
競技選手の時は、まさに勝つことが楽しさを実感できる瞬間でした。
今でも勝つことは楽しいですが、そのスタイルは大きく変化しています。

そんな楽しみを、毎年師走のホノルルマラソンで実感している方も多くいます。
私も5年前から、HISホノルルマラソンツアーの参加者をサポートするために現地に帯同していますが、昨年まではランナーで参加したことはなく、もっぱら走らずに行うサポートがメインでした。
しかし今年は初のホノルルマラソンデビューを飾りました。
もちろん自由に勝手に走った訳ではありませんが、初の試みの最後尾からスタートして、HISの参加者に声をかけて飴玉を渡しながら走りました。

実に500縲鰀600名のランナーと一言ですが声をかわし、走りながらコミュニケーションを行いました。今までにない楽しいサポートです。
特に後半、抜く際に声をかけるランナーの多くの方は疲労感が大きく元気がありませんが、声をかけたその一瞬、皆さんは笑顔になります。
黙々と走る事も良いのですが、疲労感が大きい時など一緒に走ってくれる仲間がいるとさらに楽しくなります。

毎年このホノルルマラソンを1年のご褒美に参加すると言う方も多くいます。
なにもホノルルに走りにこなくても・・・・と思う方もいると思いますが、やはりハワイ、ホノルルといった、いつもと違う環境で同じ目的を持った方が3万人近くもいるという環境は、それだけで気持ちをワクワクさせてくれます。

1年を通して仕事、トレーニングに頑張ったご褒美に、皆さんも何かひとつ自分へのご褒美として、今までとは違う環境のレースを見つけて、これまでとは異なる「楽しさ」を見つけてみませんか?!

ということで、2010年も変わらずスポーツを楽しんで全力疾走して行きたいと思いますのでよろしくお願いします!


中込とペースメーカーの皆さん(中込のバッグには100個ほどの飴が入っています)

早朝5時のスタート!真っ暗な中でのスタートですが花火の打ち上げは圧巻
先頭の女子選手がフィニッシュに向かう中、すれ違う参加者達

レースでそれぞれのスタイルで楽しむ参加者達

第9回「シーズンオフのスイム 1」

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コラム
執筆 : 
nakagome 2009-12-8 17:04

第9回「シーズンオフのスイム 1」

2009年のトライアスロンシーズンも終了して、今はゆっくりと時間を過ごしている方が多いのではないでしょうか。
私も10月の日本選手権が終了して、2週間のリカバリートレーニングを過ごし、その後1週間の完全休養を過ごしました。
というより、強制的に動く事が出来なかったと言うほうが良いのですが・・・

というのも、ここ数年で随分と身近になって来た視力矯正の手術を行ったのです。
右目0.3→1.5 左目0.06→2.0 に矯正することが出来、これからは裸眼でレースに出る事が出来、コンタクトが外れるなどの不安がなくなりました。
今では毎日のコンタクトの手入れやメガネ生活と言った煩わしさから解放され、とても快適に過ごす事が出来ます。

ということで、そろそろ2010年に向けてトレーニングを始めよう!という方もちらほらいると思います。
寒さが厳しくなるこの時期、外には中々出られないでいる方も室内の暖かいプールであれば身体を動かそうかな?
と思っている方も少なくないと思います。

そこで、今回はスイムの基本の基本についてお話をしたいと思います。
水泳は誰でも出来る身体への負担も少ないスポーツです。
ただ、水の中と言う特殊な環境を必要とすることと、自分がどのように動いているのか見えないことで、自分の泳いでいるフォームのイメージが湧かないといった方も多くいると思います。
今では、手軽に水中ビデオなどで自分のフォームが客観的に確認することも出来るので、
機会があれば確認すると良いでしょう。

しかし、一度確認しても定期的にトレーニングと映像の確認をしなければ、なかなか身体に染みついたフォームは修正することができません。
トライアスロンの中でもバイク、ランは、重力を感じてバランスを取ることが出来る種目ですが、水泳は水中で浮力を感じながら動くので、バランスを取ることがとても難しい種目です。

そして、唯一「力」だけではどうにもならない種目なのです。
いつも指導で言っていますが、水泳はどんなに筋力がある男性でも、水泳を何年か習っている小学校低学年の女の子に短距離であれば負けてしまうことがあります。
しかし、バイクやランではそんなことはないと思います。
これは、水泳が「力」ではなく「技術重視のスポーツ」ということが言えます。
そのためフォームはとても重要な上達のポイントとなります。

ではどのような“技術竏茶eクニック”が必要なのでしょうか。
水中では、空気中に比べると約800倍もの抵抗があります。当然進むスピードが速くなればなるほど抵抗値も大きくなります。
ということは、水の中での進む方向に対しての抵抗値を少なくし、推進力を効率良く獲得することが
速く前に進む方法となります。

そこでまず、抵抗値を少なくするために「浮く」と言うことが重要になってきます。
最初は「蹴伸び」を何度も行い、バランスを取りにくい水の中で水面に対してフラットな姿勢を保つことが出来るか
トレーニングしてみましょう。

1:壁の蹴りだし角度
2:腕の上下左右の角度
3:頭の角度
4:視線
5:腹筋、背筋の意識

一見単純そうに思う「蹴伸び」でも、実にいろいろなポイントを変化させることで進む距離は変わってきます。
ほぼ同じ力で蹴りだすことを考えると、進む距離が変わることはそれだけ水中での姿勢でスピードが変わってくることがわかります。
これはとても重要なポイントです。
力に頼らず筋力が少ない方でも、抵抗を少なくすることで水中ではスピードを上げることが期待出来るからです。
壁を蹴って得たスピードである程度進むと足から沈んで行きます。
特に女性に比べて男性は沈みやすいのであまり気にする必要はありません。

そこで次に重要になってくるのが「キック」です。
この「キック」は、水泳の中でも特に重要なポイントとなるので次回に詳しくお伝えしたいと思います。
まずは仲間と蹴伸びでどのくらい進むか勝負をしてみましょう。
単純なので何度も何度もいろいろなポイントに変化をつけてチャレンジしてみて下さい。上手くいくと25mプールの真ん中を超えることも珍しくありません。壁を蹴る前にたくさん空気を身体に取り入れ我慢できる所まで蹴伸びで進んでみましょう。
ウエットスーツを着用して出来る方は、試しに非着用の時と比較するのも面白いですね。
極端に距離に違いが出てくると思います。
これが、ウエットスーツを着用すると速くなる一番の要因なのです!!

以下、抵抗が多くスピードが上がりにいボディポジション



 

 

第8回 観戦!!トライアスロン!

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コラム
執筆 : 
nakagome 2009-11-9 17:21

第8回 観戦!!トライアスロン!

“トライアスロン”というと、自分自身で行うチャレンジスポーツの代表のようなイメージがあると思います。
しかし、オリンピック種目に採用されてからは観戦出来るコースレイアウトに変更して、
応援して楽しんでもらえるスポーツに発展してきました。

世界のトップ選手が集まる世界選手権シリーズやワールドカップなどは、スイム、バイク、ラン共に
観て楽しめる周回コースを基本としてレイアウトされています。

周回数が多いバイクなどは、勾配のきつい坂道で選手の間際まで寄って応援する姿なども見受けられます。
さながらツールドフランス!と思わせるようなシーンもあるほどです。

そんな迫力あるトップ選手のレースを間近で見ることが出来るチャンスが日本でもあります。
2009年に限っていえば、世界のトップ選手が集まった“世界選手権シリーズ横浜大会”がありました。
そして、毎年東京都港区のお台場海浜公園周辺を使った“日本トライアスロン選手権”があります。
東京の中心でトライアスロンが開催されるなど、私たちが始めた1980年後半には想像もしていませんでしたが、
それを考えると、トライアスロンという競技が世論に認知されてきたことが実感できます。

今年は10月18日(日)に『第15回日本トライアスロン選手権』が開催されました。
この大会は、文字通りその年のトライアスロン(オリンピックディスタンス:スイム1.5km>バイク40km>ラン10km/トータル51.5km)
日本一を決める大会です。
誰でも申し込みをすれば参加できる大会ではなく、一定条件をクリアした日本のトップ選手の集まった大会です。
<1>ジャパンポイントランキング上位20名
<2>日本学生選手権上位6位
<3>日本ロングディスタンス選手権1位
<4>地域ブロック代表選手
となります。来年は皆さんもチャレンジしみませんか?・・・・

特に、世界でもトップレベルにいる女子のレースは今年も最後まで接戦で、まさしく観て楽しいワクワクするレースとなりました。
また、男子ではバイクでの駆け引きやスピード感も迫力があります。
そして、レースを観戦する時はトライアスロンを熟知している方と一緒だとさらに楽しく観ることが出来ます。
バイクは時速40km以上で走るため、一瞬で視界から消えてしまいます。そこで、詳しい方がいれば選手の名前はもちろん、
得意、不得意種目なども教えてくれるので応援にも力が入ります。また、各地域からも参加しているので、
自分の出身地の選手などがいれば応援するのも、選手にとってはうれしい限りですね!

まだトライアスロンを観戦して楽しんでみるということを経験したことがない方、来年はぜひお台場に足を運んで来ませんか!!
私も応援されれば笑顔で答えますよ!!

「レースに役立つバイク―ラントレーニング」

今年のトライアスロンシーズンもいよいよ終盤に入り、10月18日には東京お台場で日本選手権が開催されます。名実ともに日本一の選手を決定するシーズン最後の国内ビッグイベントです。現在の日本のランキング上位者と地方予選を勝ち抜いてきた選抜選手に、学生の上位選手を加えた日本最高峰のレースです。そして、舞台が東京お台場ともなれば選手、応援共に盛り上がらない事はありません。もちろん中込もこのレースには参加します。順位にはこだわらずに、中年を代表して最年長選手として今年も「keep on sailing」で今年のシーズンを締めくくりたいと思います。時間がある方、なくても今から10月18日はお台場にトライアスロンを観に行きましょう!!

ということで、10月にまだレースを控えている方も多くいると思います。
毎日過ごしやすい気候になって、身体を動かす事が気持良くなってきましたね。そこで、今回は『トライアスロンに役立つバイク縲怎宴唐フトレーニング』を少しアドバイスして行きたいと思います。

今年の9月に開催された波崎トライアスロン。昨年に続き連覇を狙っていましたが、台風の影響で競技内容がランニングのみに変更されてしまいあっけなく連覇の目標は絶たれてしまいました。
ランニングのみということであれば私より速い選手はたくさんいますが、トライアスロンのランニングでは、ランニングの強い選手にも勝てる事があります。それは、私の身体が長年続けているトレーニングとレースを重ねることで、トライアスロン専門の身体になっているからです。
これは、長い時間をかけて作ってきたトライアスロンの特異性だと思います。皆さんも、最初はバイクを降りた瞬間は足が思った以上に重い、フワフワするなど通常のランニングとは随分異なる感覚を感じたことでしょう。

これを克服するには、実際に「バイクに乗ってその直後に走る」ということを繰り返す事が、トライアスロンの特異性を身体に覚えさせる事だと考えています。私がよく現役の頃行っていたのが、とにかくバイクの後に自分の目標とするランニングのペースを身体に覚えこませるトレーニングです。

具体的には家の周囲に1kmの周回を作り、12分間走を行っていました。レースなどでは、最初の1kmは目標のタイムを上回るように走る事が出来ます。しかし、徐々にその日のコンディション、バイクの後の疲労などの影響でタイムにムラが出てきます。そこで、最初の1kmとそれ以後の1kmのラップタイムを均等になるように走る感覚を作って行きました。これは、何度も何度も繰り返し行い、感覚とタイムと心拍数を一致させて行く作業を繰り返しました。これがトライアスロンの特異性を考えたトレーニングだと私は考えています。

1週間の中でバイク縲怎宴唐フクロストレーニング、もしくはスイム終了後にバイク縲怎宴唐Kず1度は入れることをお勧めします。オーストラリアでトレーニングを積んでいた時は、必ず週末に湖を使って実際のトライアスロンを距離を短くして行っていました。スイムもそうでしたが、やはり、実践に近い環境を作ることは大切なのです。
トライアスロンのレースに出るのに100m走のダッシュばかりやっていても目標には到達出来ません。必ずトライアスロンと同じ流れと強度を身体に覚えてもらうトレーニングを入れて行く事が大切です。

では、バイクを乗らないと出来ない?と考えずにバイクと同じ筋肉に刺激を入れてあげて、その後ランニングを行ってもランニングだけ行うよりも効果は期待できると思います。簡単な方法であれば、スクワットを行った後にランニングを行うなんて言うのも良いと思います。スクワットではなく、ローラー台を使えば場所や時間を選ばなくてもトレーニングを実践する事は可能です。

現在私の指導しているクラブでは、月に1縲鰀2回は実践を想定したトレーニングを必ず入れています。たまたまクラブの拠点近くで良い場所があったと言うこともありますが、本格的なラン縲怎oイク縲怎宴唐フクロストレーニングが簡単に出来てしまいます。興味のある方は一度クラブの練習会に体験参加して見て下さい。レースのような感覚で実践的なトレーニングが可能です。これからシーズンオフに入り、トライアスロンの身体に馴染ませる時間がたっぷりあります。この冬はじっくりとトライアスロンの特異性を身体に覚えさせてみませんか。