こんにちは、大鹿です。
6月27日出場してきました、全日本選手権!
エリート女子は46名、最前列には日本の女子トップ選手がずらり。
私は集団後方のゼッケンNo.10です。
前日まではわりと落ち着いていたのに、
朝になったら急に緊張と不安がどわーっと押し寄せてきて、
うどんが全然喉を通らない。箸が進まない。
時間はどんどん過ぎてしまい会場入りできたのは超ギリギリ。
余裕がない。とにかく受付と出走サインをしに行く。
名前を書くだけじゃなくてスプロケの枚数に○をつける欄もあった。
ギヤ比も聞かれた。「カンパで50-36の12-25です」
いつもと違う様子に緊張がますます増した。
バタバタと準備をして・・・スタートの8:00まで30分もない。
駐車場の前の坂道を往復してアップするも思う存分できていない。
どうしようどうしようと焦る気持ちを抑え、深呼吸して、
「大丈夫、心拍は上がってる。今日の私は大丈夫。」と言い聞かせる。
****************************************************************************
私が全日本選手権を目標にしようと思ったのは12月頃。
その為には、出場権を獲得できるレースで完走しなくてはいけません。
当時の私の実力では、大変きびしいものがありました。
全日本のスタートラインに立つ事だけを考えて練習頑張りました。
寒いとか辛いとか絶対言わないようにしました。
自分の中で自転車が占める割合がどんどん増えていきました。
この目標をもったことは、私にとって大きな変化でした。
そして、そんな私を応援してくれる人もいて、
くじけそうな時や踏ん張りどころで背中を押してくれました。
そんな想いが込み上げて、スタート直前に手が小刻みに震えました。
****************************************************************************
スタート10秒前、ガーミンのスタートボタンを押す。
辺りがシーンとなって大きなBGMだけが聞こえました。
そして「パン!」と号砲が鳴る。同時にワーー!と歓声が上がる。
12.3kmの周回コースはアップダウンのあるテクニカルなコース。
序盤は下り、スピードがかなり出るので相応の走行技術が必要になる。
しかも路面は滑りやすいウェット、雨も降り出した。
正直怖い。でも怖いなんて言ってはいられない。
集団後方でほとんど路面が見えない。しかもくねくね曲がる。
ちょっとした登りの度に少しずつ遅れ下りで追いつく、を繰り返す。
試走では気づかなかった縦の溝の上を後輪が通った。
ガリンと音がした。やばっ!ドキッとしたけど大丈夫そう。
序盤で遅れてたまるか、と必死でついていきました。
左から、単独で逃げる萩原選手・追うメイン集団。
萩原選手は1周目中盤の登りで抜け出し、そのまま1人で逃げ続けました。
私は1周目7.5km辺りの11%坂で完全に遅れてしまいました。
2周目に入ると物凄い霧で10m先もよく見えない。
かすかに見える前の2人を追ってくねくねと下ります。
が、一瞬遅れたブレーキ。このままではコーナーアウト側の砂利に乗る。
覚悟してハンドルをぎゅっと握って腰を後ろに引き、歯を食いしばる。
後輪がズリッと滑る。何とかもってくれぇ!と心の中で叫んで踏ん張る。
右に転びたくない。が、体制を立て直せない。こうなったら!っと、
自転車を抱えて体を丸めて左側にある激突防止のマットに突っ込んだ。
すぐに立ち上がって体と自転車を確認、大丈夫そう。頭も打たなかった。
その間にライバルのMさんに抜かれたので追いかける。
しかし、ビビッた。怖かったー。人を巻き込まなくて良かった。
↓の写真は転んだ後の私。安全ピンが外れてゼッケンがびろびろに。
3周目、ずっと単独走になりました。
この頃から5%ルールで降ろされる人が出始めます。
パンクも多発して立ち往生している人が何人もいました。
私の後ろには審判車がずっとついている。
ということは、3周目に入った人の中で私が最後尾?
いつ「はい終わりー」と言われるか、もう1周行けるのかわからない。
落車の影響なのか腰がとても痛かったけど、一生懸命走る。
「がんばれ!」「まだ行けるよ!」沿道からの声援が凄く嬉しかった。
でも、残念。3周回終えたところで赤旗が振られ、DNFになりました。
表彰式のこの写真、素敵です。
7周回、力を出し切って走る萩原選手の姿と表情が忘れられません。
私もMさんと記念撮影して、初めての全日本挑戦が終わったのでした。
来年は・・・来年こそは!
****************************************************************************
「自転車でENJOY!」 今回が最終回となりました。
スタートしたのは自転車3年目に入って少し乗り慣れてきた頃で、
「レースで表彰台に立ちたい」と欲が出始めた時期でした。
そんな中で私なりに感じたことをコラムで書いてきました。
自転車のおかげで私の人生、大きく変わりました。
安全について凄く考えるようになったし、健康になったし、よく食べるし、
応援してくれる人の存在の有難さを知って、大きな目標もできました。
最初は、わからないことだらけでブーブー言いながらだったけど、
仲間と走る楽しさも、練習で味わうあの苦しさも、レースの面白さも、
表彰台に上れた時の喜びも、続けなかったら知らないままでした。
悔しい想いもたくさんしたし、悩んだ事もいっぱいあったけど、
1つ1つ乗り越えてついた力は今では私の宝物です。
7年前、大きな病気をしてしまった時はどうなることかと思ったけれど、
少しずつ乗れる距離を伸ばして、できる事が増えていきました。
自転車が、私に健康と自信と目標をくれたような気がします。
自転車に出会えて本当によかったです。
ずっと、楽しみながら自転車に乗り続けられますように☆
読みに来て下さった皆様、3年間ありがとうございました。(*^▽^*)ノ
今後もVESPA&Shotzモニターレポートでレース報告を続けます。

























